「パパ、ゲームを作りたいんだけど」
え?なに? ごめん、もう一度言ってくれない?
「だから、ゲームを作りたいんだけど」
え?ゲームをやりたい、ではなくゲームを作りたいだと!!!!
まさか小二でその言葉を聞くとは全く思っていなかった。想定外でした。小学四年生くらいになったら、そういう事もあるかなぁと思っていましたが、想定より1年以上も早い。当然それ用のパソコンも準備できていません。しかしながら、「やりたい」という時にすぐに準備できなければ、気持ちは萎えてしまうもの。ということで、早急にパソコンを準備することになりました。
とはいえ、小学二年生の子供に高額なパソコンをいきなり準備したところで、宝の持ち腐れになっても仕方がありません。また、操作しにくいようなモバイル機を買い与える気にもなりません。ということで、私が大事に保管していた、あるノートパソコンを復活させることにしました。
いや、なんか、私もバッチリ写っちゃっていて申し訳ありません。
Acer Aspire 8930G B48Fというノートパソコン。2008年発売ののものです。以前妻が職場で使用していたもので、液晶モニタが壊れたということで廃棄されたものを私が譲り受け修理したものになります。Windows8くらいまでは遊びで使用していたりもしたのですが、最近は全く使用することもなくなっていました。
どうしてこのパソコンを処分しなかったか、というと、このノートパソコンのスペックが捨てるにもったいないなぁ、と思っていたからです。
どうしてこのパソコンを処分しなかったか、というと、このノートパソコンのスペックが捨てるにもったいないなぁ、と思っていたからです。
1、モニター:18.4インチ Full HD(1920×1080)/アスペクト比16:9
現在販売されているノートPCでも、これだけ大きなモニターを使用しているものは、そうないと思います。ノートPCはモニター交換はできないので、やっぱり魅力的ですよね。
2 、 5.1ch シネサラウンドスピーカー搭載
これも、ノートパソコンとしては、ありえないスペックかと思います。当然ながらBlu-rayドライブも搭載されているので、一人映画鑑賞もできてしまう。モニターが大きいので臨場感たっぷりに楽しめます。
3、SATAスロットが2つある
通常のノートPCでSATAが2つ内蔵できるものは、そうないと思います。今回、このパソコンを復活させるために、SSDの512GBのものを準備しました。CPUのパワーがなくてもSSD搭載によって動作は大幅にパワーアップできます。今後もし容量不足になったとしても、もう一つに大容量のSSDもしくはHDDを搭載できる、というのは魅力的です。
4、ExpressCard™/54スロット搭載
いまどき、こんなスロットを必要とする人もいないでしょうが、このスロットがあるおかげで、2008年のノートパソコンでなんとUSB3.0が使えてしまう。なんということでしょう。また、まだ普通にカードが販売されていることも嬉しいです。
おかげでこのように、USB3.0ポートを2つ増設することができました。USB補助給電ケーブルも付属しているので、給電が必要な外部機器使用にも困りません。他にUSB2.0ポートも3つあるので、全部で5つ。デスクトップPC並ですね。
5、HDMIポート×1、Displayポート×1装備
このノートPCに将来があるかどうかはわかりませんが、外部出力が豊富なのはサブ機使用になった場合でも使い方は色々できるかな、と思います。
他にも1000Mbps Gigabit Ethernet搭載と、とにかくCPUとDDR3メモリが4GBまでしか搭載できないこと以外は最高のスペックを要する「2008年発売のノートパソコン」で、
「ゲームを作りたい」
という子供の願いを叶えるべく、Windows10をインストールしました。
いやぁ、しかし。こんな古いノートPCにもインストールできちゃうWindows10て、凄いなぁと感心しました。そして、動作なのですが、意外にもキビキビ動いちゃう。Prime Videoも普通に観れちゃう。通常使用ではなんら問題ありません。それもそのはず。このノートPCに搭載されているCore2 Duo T9400って当時のノートPC搭載CPUとしては最速だったのです。
これがGeekbench5の計測値です。凄く遅い、のは事実ですが、実は現在販売されている低スペックCPUでも、この数値くらいのものが存在したりします。つまりまだ「使用できるレベル」ということですね。そして、何よりこのノートPCの優れている点は、
「NVIDIA GeForce® 9600M GT搭載」
という点です。最新のGPUとは当然比較にならないスペックのものですが、モニター出力にCPUパワーを必要としない、という点で、子供が作るゲームを動かすレベルには必須と言えるでしょう。
ところで、です。一つ問題が。
「どうやってゲームを作るのよ?」
いや、普通そっちが問題でしょうよ!!!!
そしたら子供がiPhoneの画面を見せながら即答しましたよ。
「ゲームの作り方を調べた。これで作りたい」
え?これって、Unityじゃん!!!
いやぁ、驚きましたよ。マジで。マジで!
小二でUnity使いたいとか、言うのかぁ。いやぁ、時代は変わったなぁ。しかも自分で調べてるし。パパはマジで驚いたよ。「スンゲェびっくりこいたべや!」となぜか北海道弁が心から飛び出しましたよ。
ということで、この復活Windows10マシンに、Unityをインストールしてみましたよ!!!
本当にウチの子がUnityを使用してゲームを作ることができるのか!!
このパソコンでどこまでやれるのか?全くの未知数ですが、とにかく準備はしました。あとはやる気だけ??まぁマシンパワーが不足したら、M2 Mac Miniでも買ってやろうと思っています。
とりあえずはこれで頑張れ!息子よ!